戻る        物の値段

     経済学は専門でないので素人の直感で

     物の値段は需給バランスで決まる
      品物が欲しい人より多ければ安く
      少なければ高い

     私は青葱を岡山市場へ出荷している
     新聞に市場価格が載っているが
     そこには市場の思惑が見え隠れする

     市場も商売
        発表する価格は当然税込みだ
        欲しい人(買う人)は仲買人で
        小売人に転売する人もいる

     どんなネギが高く売れるか?

      市場では肥料・農薬を減らして
      努力して栽培した葱も特別高くは売れない

      また、出荷一定期間前に濃い色にするため
      窒素分の多い肥料(私は色出しと呼んでいる)を施肥する。
      安いものだと食べたとき苦くなり、高いものはならない。
      味までは外見では分からない。 

      うまいものより見場のいいものが高く売れる。
      つまり、市場では
      毎日安定供給する人、荷姿のいい人の葱が高く売れる

     店先に並んだとき荷姿悪ければ
     減農薬・低肥料のものでも安い
     鮮度と安全だと言っても
     それにかかるコストを認めてくれる人は少なく
     どこにいるのか私は不明だ


     お金はあなたのもの、葱は私のもの、
       宜しかったら交換しませんか?
       葱の中身(生育履歴など)は
       隠さないし隠すつもりもない
        が自分で苦労し時間と金のかかったノウハウは
        許してほしい


      値段とどう関係するかわからないが
        鮮度:なるべく消費する人(店)に直販する
        安心:安心感でなく安心を保障するため
            土(堆肥)を近在の自然な材料で作る
       を目指す